粧い・創作
そして感動へ
1『Natio』のはじまり
この作品がまさに『Natio』
アイデア・技法・コラボの始まりです。
『リングシャワー』と命名して、2003年にビーズジュエリー展へ出品した作品です。
2コンセプト
『Natio』の由来
ショップ名『natio』はラテン語の「生まれ」を意味する言葉に由来します。
古より、私たちは大自然から多くの恵みを享受してきました。
暮らしに欠かせない衣食住の全ては自然からもたらされています。
また、技術や芸術のアイディアも自然からもたらされているといっても過言ではありません。
この自然の恵をたっぷりと受けた草木から抽出された染料から、新たに「生まれる」ということに由来して、ショップの名前を『Natio』としました。
『 日本の美・その情緒と風合いを 』
Natioでは日本の伝統工芸・技術と日本の素材・色彩を主にアクセサリーからバッグなど装飾品を製作しています。
徳島のすくも藍(ジャパンブルー)、奈良の和墨・山形最上の紅花・草木染など日本の色彩
輪島の漆・和紙・銘木などの技法と素材
本場大島紬・友禅・西陣などの織物
その醸し出す情緒を装える装飾品として創作することに情熱を注いでいます。
Natioのオリジナル作品
Natioのオリジナル作品
日本の伝統工芸・色彩を主体にしたアクセサリー
Natioのオリジナル作品
ビーズ刺繍・ビーズ織りのバッグ
Natioのオリジナル作品
Swing.ai
粧う・揺れる・Jewelry
ビーズジュエリーとしての新しいアプローチ。揺れることで粧いの表現を高め、個性を引き立てるJewelryとして高い評価を受けています。
その場の雰囲気やイメージに合わせて、ピアスをネックレスとして使用するなど、2通りの使い方が可能なJewelryです。
揺れが粧いを引き立て、個性を際立たせるJewelryをお楽しみください。
Natioのオリジナル作品
輪島の漆と銘木とビーズ
伝統が輝く、新たな美 ─ 輪島塗 × ビーズ
日本最高峰の伝統工芸の輪島塗とのコラボレーションが実現しました。強度と美しさを兼ね備える素材としての輪島塗の「漆」とビーズや銘木との新しい作品です。
Natioのオリジナル作品
銘木で創るJewelry
世界の銘木と日本伝統の寄木細工
世界の銘木と日本伝統の寄木細工でJewelryを創りました。美しい木目や色調・風合いを特長とした、同じものが二つとない自然の素材が感じられるこだわりの逸品です。年月を重ねるほどに「色」「質感」を楽しむことができます。
3ブランド
「創る」ことへの情熱
「粧う」ことを前提として、「創る」ことへ情熱を注いでいます。
2021年には「奈良の和墨」をビーズやパーツに着せた「煤膠 和墨」が加わりました。
唐墨と違い、膠の量が少なく、日本の風土に合わせて変化しているようです。墨の風合いをビーズで表現しています。一色のため、多様なグラデーションを用意しています。
「すくも藍ビーズ」は藍建てから、抽出・藍着せ・定着・コーティングまで『Natio』の工房でおこなっており、ビーズ以外にも銘木などにも応用し、ジュエリーのパーツを製作しています。
「花紅ビーズ」は山形・最上の紅花を原料にして、乱花から「ピンク・桃」と「イエロー・黄」を、紅餅から「レッド・赤・朱」をと、古の伝統工芸の色彩を再現しています。
日本の美・色彩にはほかにも平安時代からの「二藍」という紫も存在します。すくも藍と花紅からなる日本の「紫」。
日本の美シリーズでは、自然の色素の伝統的な抽出から着せ迄、Natioの独自の工程で製作しています。
その他、”藍ビーズ” ”藍杢” ”輪島の漆” ”銘木” などとコラボレーションして独自のブランドを展開しています。
ヨーロッパのアトリエ・工房のような「一貫生産」を目標に、「アトリエNatio」として創作しています。
これからもデザイン・技法・素材の開拓を通して『Natio ブランド』を確立していければと思っています。
4ラボラトリーとしてのNatio
奈良 和墨ビーズ
日本の風土に合わせて進化した和墨、油煙墨をビーズに
奈良・三重に伝承された「墨」、それが日本の風土で和墨になり墨の世界が定着しています。
和墨は膠の量が唐墨と比べて少なく、漆黒の黒から水彩画の薄墨まで多様なグラデーションを表現できます。
日本の伝統に変化した和墨をビーズやパーツに施してアクセサリーの世界へ取り入れています。
すくも藍ビーズ
魅惑のJapan Blue、世界初・阿波藍染をガラスビーズに
「すくも」は、藍の葉を発酵させて作る藍染の原料です。
中でも、徳島の「すくも」”阿波藍”とよばれ、古くから最高級品とされています。この徳島伝統の天然「すくも」から抽出した天然の藍の顔料を、ガラスビーズに定着させることに成功しました。
その発色は、天然の藍色そのものです。藍染"Japan Blue"独特の奥行きのある色合いを、ビーズワークでお楽しみいただけます。
最上花紅ビーズ
いにしえの『花 紅』、日本の風合いと情緒をガラスビーズに
「紅餅」は、紅花の花弁を発酵させて作る紅染の原料です。
中でも、山形・最上の「紅餅」は古来から伝承された工法で手作業で作られます。紅花の中にはわずか1%しか「紅」が含有せず、それを発酵させ含有率を高めて紅餅ができます。水に溶けないその性質は「藍」と似ていて、還元して初めて本来の色相をなします。
Natioではその色素を抽出し、ガラスビーズに定着させることに成功しました。
その発色は、天然の紅色そのものです。日本古来の風合いと優しさあふれる色相を、ビーズワークでお楽しみいただけます。
ボタニカルビーズ
自然素材のナチュラルな風合いを生かした草木染めビーズ
人工的な発色は行わず、草木の色素だけを染料にしました。染料は植物の収穫からの抽出までをNatioで行う場合もありますし、お菓子やジュースなどに使う天然素材のパウダーから染めるものもあります。
ビーズのほかに、樹脂&コットンパール・アクリル・メタルチェーンなどのパーツを取り揃えいます。
デザイナーの方々やクリエイターの方々の感性を表現するアイテムとしてご利用ください。
5世界に向けて
デザイナーとしての発信
2018年3月、ドイツ・ケルンで開催された『Handarbeit & Hobby』に、TOHO株式会社様のご協力のもと出展いたしました。
「ビーズジュエリー」という新しいカテゴリーを掲げ、「Swing.ai」と命名した新作を発表しました。
ヨーロッパの方々からは「Japan Jewelry」として高く評価され、「ビーズで作るジュエリー」の先駆けとなったのではないかと感じております。
これからも”Natio” MIyuki Oitate のブランドを海外へも発表してまいります。